肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
太ももの後ろの違和感
太ももの後ろがよく攣る
太ももの後ろが痛い
柔軟性がなく前屈で手が床につかない
前かがみで腰痛が出る
上記で当てはまるものがあれば、今後肉離れを起こす可能性が非常に高いです。
特に注意が必要なのは、柔軟性がない状態です。今は症状として何も出ていないかもしれませんが、運動を行った際など何かの拍子で肉離れを起こしてしまうケースが多いです。その為、普段からのセルフストレッチなどご自身でのケアをしておくことが、肉離れの予防に繋がります
肉離れで知っておくべきこと
肉離れは、柔軟性が非常に乏しい方や普段運動を全くしない方が、運動会などでいきなり走ると起こりやすくなります。
肉離れには、軽度、中度、重度の三段階があります。軽度であれば、安静にしていることで自然に回復する場合もありますが、中度や重度になると歩行が困難になるため、直ちに整骨院または整形外科を受診することをおすすめします。
受傷直後は激しい痛みや熱感、腫れが見られることがあります。このような症状の痛みを軽減するためには、アイシング処置を行い、膝を曲げて太ももの後ろの筋肉を緩めた状態にすることが推奨されます。そのうえで、早めに医療機関を受診してください。適切な処置が行われないと、症状が悪化する可能性があります。
症状の現れ方は?
受傷直後の症状としては、激しい痛み、腫脹(腫れ)、熱感、太ももの裏を伸ばす動作で痛みが増強することが多いです。そして、48時間後くらいに皮下出血(あざ)が現れます。お尻付近から足首にかけて大きな皮下出血が現れることが多いですが、重力の影響で血液が下に流れているだけなのでご安心ください。
日常生活では、歩行時に痛みが現れたり、階段の上り下りで痛みが増したりすることがあります。動作時には基本的に太ももの筋肉を使用するため、常に痛みが伴うことが予想されます。そのため、肉離れが発生した場合には、直ちに医療機関に行き、適切な処置を受けてください。
その他の原因は?
肉離れは、筋肉が強く収縮すると同時に、逆方向に強く引き伸ばされる力が加わったときに起こりやすいと考えられています。具体的には、急なダッシュやストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで多発します。筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップ不足などが肉離れの要因とされています。
また、体内の水分が不足すると筋肉に必要な水分も不足し、柔軟性が失われることがあります。十分な水分が筋肉に行き渡らず硬くなっている状況で、急に運動を始めることで肉離れが生じやすくなるといわれています。
さらに、運動中だけでなく、普段の日常生活の中でも、わずかな動きが原因で肉離れが発生する可能性があります。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れは、後遺症が出やすいスポーツ障害の一つです。治療を受けずに放置すると、「血腫(けっしゅ)」や「瘢痕組織(はんこんそしき)」が形成され、しこりやつっぱり感などの違和感が残りやすくなります。
また、放置することで周囲の筋肉に負担がかかり、肉離れを繰り返しやすくなる可能性があります。これにより、競技はもちろん、日常生活にも支障をきたすことがあります。そのため、完全に軽減が期待できるまで治療にしっかり取り組むことが大切です。
さらに、初期対応を怠ると症状が悪化する可能性が高いケガでもあります。最悪の場合、歩行が困難になることがあり、痛みをかばうことで体の歪みにつながることもあります。
当院の施術方法について
電気や鍼を用いて炎症を和らげることや、肉離れの周囲の筋肉をしっかり緩めることが大切です。また、患者様に冷却や安静を促し、テーピングなどで適切に圧迫を行います。少しずつ可能な範囲でストレッチを取り入れることで、再発を防ぐことが期待できます。
さらに、「温めないようにすること」についてお声がけを行い、お風呂には浸からずシャワーにするなど、自宅でのケアも意識していただきます。これにより、緩和が期待できる行動を日常生活に取り入れていただくことが重要です。
また、運動やスポーツは肉離れの症状が落ち着くまで控えていただき、無理に動かさないよう安静にすることも、早期の回復につながります。
改善していく上でのポイント
肉離れを早く緩和させるためには、まず急性期(肉離れ直後から3日程度)に適切な処置を行うことが重要です。主にRICE処置(患部の安静、冷却、圧迫、挙上)が基本となり、これにより筋肉の炎症や腫れを最小限に抑えることが期待できます。
筋肉の炎症が落ち着いた後は、リハビリが重要です。重症度に応じて徐々にストレッチや筋力トレーニングを行うことで、柔軟性や筋力の低下を抑えることが期待できます。また、筋肉の柔軟性を高めるためには、日々のストレッチや運動前後のストレッチが大切です。いずれの場合も、無理をせずご自身の身体と相談しながら、ストレッチやトレーニングを継続することが重要です。