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ばね指について

ばね指とは?

ばね指とは腱鞘炎の一種であり、指の屈伸運動を行う際に弾発現象が生じる状態のことを指します。

ばね指の根本原因は?

ばね指の原因としては、先天的なものから後天的なものまでさまざまあります。先天的な原因としては、腱(一般的にスジ)を包む腱鞘の狭窄、あるいは腱の肥厚が挙げられますが、はっきりとした要因は明らかではありません。後天的な原因としては、「手の使い過ぎ」が考えられます。

例として多いのは、パソコン作業でキーボードやマウスを頻繁に使用している方や、ピアノ演奏など指の動きを頻繁に行う方に見られやすい傾向があります。しかし、ばね指になる方とならない方の差は、日々のケアを行っているかどうかや、身体の柔軟性があるかどうかによって大きく変わってきます。

これらが十分にできていないと、初期症状として痛みが出始め、腱が肥厚したり、腱鞘が狭窄したりすることで、ばね指になる可能性が高まります。現れることがあります。

こんなお悩みはありませんか?

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指の曲げ伸ばしで痛みがある場合:すでに腱鞘炎になっている可能性があります。そのため、痛みが落ち着くまで安静にし、腕まわりのストレッチを行うことをおすすめします。
パソコン作業の際に特に指が痛くなる場合:使い過ぎによる腱鞘炎が起こっている可能性があります。キーボードを打つ際には、手の位置が正しいか今一度ご確認いただき、なるべく痛みのある指は使用せず、安静にしてお過ごしください。
指の曲げ伸ばし運動がしづらい場合:すでにばね指になっている可能性があります。手の運動を控え、3〜4週間は安静を保つようにしてください
自分の指の力だけでは指を伸ばすことができない場合:ばね指である可能性が高いと考えられます。お近くの整骨院にご相談いただくか、症状が重い場合は手術が適応となることもあるため、一度病院での受診をおすすめいたします。

ばね指に対する当院の考え

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ばね指は、腱や腱鞘に不調が生じることで起こるため、そこをクリアにできなければ症状の軽減が期待できません。
そのため、ばね指になる前に整骨院にお越しいただき、施術を受けていただくことで、ばね指の発症を予防していただきたいと考えております。

腱や腱鞘は体内にあるため直接触れることができず、一度ばね指になってしまうと、施術を行っても症状の軽減が難しい可能性があるのが正直なところです。
そのため、指を多く使用される方は、日頃からのケアを行っていくことが非常に大切です。

パソコン作業を行うと、前腕の筋肉に張りが出てきます。これは、指を動かす筋肉が前腕から始まっているためです。
一見関係のない部分に思えるかもしれませんが、その張りが原因となって痛みに変わり、やがてばね指に移行してしまう可能性がありますので、日頃からのケアを徹底していただくことをおすすめいたします。

ばね指はなぜ起こるのか?

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ばね指の原因は手の使い過ぎです。腱や腱鞘に負荷がかかり続けることで炎症が生じます。
例えば、キーボードやマウスの操作、ゴルフやテニスなどの手を使うスポーツ、洗い物や洗濯、ピアノなどが挙げられます。
また、女性の場合、主に妊娠中、産後、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期には、血行不良によって腱鞘が狭窄し、ばね指を発症するリスクが高くなると言われています。
そのため、負荷がかからないようなフォームを心がけたり、負荷に耐えられる柔軟性がとても大事です。そのためには、日頃から筋肉をほぐしたり、ストレッチを行うことが重要です。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指が痛いからといって、動かさなければ自然に良くなると勘違いしている方が多いですが、そのようなことはありません。放置すると次に起こるのは「拘縮」です。関節は長時間動かさなくなると固まってしまいます。そのため、拘縮になってしまうと、動かさないのではなく「動かせない」状態に変わり、症状が悪化していることになります。
そのため、ばね指や指の痛みを感じた場合には、早期に受診することをおすすめします。これからの人生、指とは一生付き合っていくものですから、自分の身体を大切にしてください。拘縮になってしまうと、そこから元に戻すためには時間がかかり、最悪の場合、元に戻らないこともあります。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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当院でばね指や腱鞘炎の方に行っている施術は、主に指圧です。腱の根元をたどると筋肉にたどり着きますので、もし母指にばね指や腱鞘炎が発生している場合、前腕までアプローチし、母指の筋肉に対して指圧を行います。次に、当院で行っている施術の一つは上半身の筋膜ストレッチです。これは、上半身から前腕にかけてのストレッチで、前腕だけでなく上腕の筋膜にもアプローチすることで、より症状の軽減が期待できます。身体を軽減させるのはあくまでご自身の身体であり、私たちは指圧と上半身の筋膜ストレッチで身体の軽減環境を整え、サポートさせていただく形になります。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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腱鞘炎は使い過ぎが原因で起こりますが、詳しく説明すると、①使い過ぎによる筋肉の張り→②ケアを怠り柔軟性の低下→③柔軟性が低いため、腱や腱鞘への負荷が増大→④腱鞘炎やばね指の順番になります。そのため、②の柔軟性の低下を施術で抑えることが理想です。ばね指になった場合も、同様の施術をさせていただきます。施術を受けた際の身体の変化として、指の曲げ伸ばしの際の痛みの軽減が期待できます。柔軟性の不足が原因で起こることが多いため、逆に柔軟性を回復させることで症状の軽減が大いに期待できます。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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理想を言えば、毎日がベストです。柔軟性は一日経てば元に戻ることがあります。そのため、柔軟性を獲得するためには、それなりの期間が必要となります。そして、月に一回施術を行うだけでは、メンテナンスにしかならない場合があります。ストレッチは毎日行うことが理想です。施術も同様です。しかし、毎日通院するのは正直大変だと感じる方が多いと思われます。柔軟性を獲得するためには、最低でも週に一回施術を受けていただくことが望ましいです。